伊藤銀次さんどうかな

なんとなくいまマイスペをブラウズしていて思った事を書きます。意味はなくグダグダです。

音楽業界って2層化していると思いますよね。
一方は:
 ライブを勝ち上がって客を取れるようになって自分とお客の力で磨き磨かれて売れる形になるのを見守っていく作業。
他方は:
 ある程度作るべき、なるべき音や姿に合わせて楽曲やバンドなどをしつらえて行く作業。

後者はなんちゃっての場合もあり、でも後者の世界の中にも様々な葛藤や競争があります。
成長や進出にはお金がかかるから、それを表現者の持ち出しで自力でやっていかせるのが前者。時間がかかるけど実は周囲は待っていれば良い。だけど花が咲くとはかぎらない。でもしっかりと根付く可能性がある。

モデルにCD出させるのは後者。僕がベネッセの子供教材の曲を作るのも後者。ちなみにこれら後者が激減しているのです。メジャーって意味ではないけど、要するにお金ありきだから。

たぶんバンドなどがメジャーにいくと、前者から後者の手法にある程度切り替わってくる。
「十分世の中もわかっただろう、演奏もまあまあできるようになっただろう。そろそろ少しは狙って作ろうか。ヒットに完全なルールはないけどすこしの法則はあるもんなのだよ」とか言われるのかもしれない。

ロックが(音楽が?)もっとシンプルだった頃は様式も、正解も、だれが神様か、出典もとか、等
を語り易かったでしょうね。でも今はそうではない。いけないことではないけど神様は不在か、わざわざ聖書も読まない時代。

絵画や建築の世界では必ず押さえるべき基礎技術があるけれど、ロックの世界でのそれははA-D-Eのコードなのかな。それだけなのかな。音楽って最も観察力と記憶力に頼るべき「静止化できない表現物」でもあり。理性にゆだねられる部分が大きいと思う。
僕たちにできるかどうかわからないけど、Rockの学校が何を教えているのか知らないけど、もう一度「音楽を作る、組み立てる、かっこよくする」そう
いうことを「ノリ」でやるのではなく系統立ててできる「ミュージシャン脳」みたいのをアップしてあげられないのかと思うです。

寿司屋の丁稚奉公だって時には一流の親方が丁寧に教えてくれるもんね。

僕なんかだと大御所のJAZZの先生の譜面を音源化させてもらったり、録音を見せてもらったり、してやっぱり意識が上がったと思う。大滝さんとちょっと話しただけでいままで気づかなかった音や言葉やたくさんのことが理解できるようになった思う。

ああ、そう考えると面倒見のいい素敵なプロデューサーの良い話が聴きたくなって来た。もちろん我が愛しのケンさんの話も聴きたいのですけど。

あ、そうだ、伊藤銀次さんとかなにしているだろう!

イベントが大好きで、いつも自分でバンドをあつめて、丸太で客席を作ってライブをやってたって前にききました。我がハヤシマンのように!大阪に随分通ってウルフルズを連れてくるのを観ていました。音楽を作る事、バンドをやること、バンドを育てる事、僕たちのようなイベントについてのいろんなことを語ってくれるかも。特別講義。

実際THE EERALDSの欧介さんなどは非常に頭脳明晰で、ミュージシャンにそれがマストとは言わないけど、必要なことだと思うな。

あー、なんだかぼそぼそと書いてしまいました。みなさま素敵で実りのある一日になりますように。